えごま(荏胡麻)とは?気になる栄養分

エゴマとは?
シソ科の一年草。シソ(青紫蘇)とは同種の変種。東南アジア原産です。
名前にゴマが付いてますが、胡麻とは別物の植物になります。


地方ごとに呼び名があり”ジュウネン”からの由来で”食べると10年長生きする”という言い伝えがあります。
『長生村』の地名にピッタリです♬(ここは個人的な意見です)

日本でも古くから栽培されており、縄文時代の遺跡から種子がみつかり、食用にしていたことがわかっています。


エゴマ(荏胡麻)は、”葉” と ”実”に優れた栄養が有ります。

【えごまの葉・栄養】
独特な香りを持ち、韓国料理で好まれ、葉で焼き肉を包んで食べられたり、キムチに使われています。
美容大国の韓国では定番の素材です。
日本では、天ぷらにしたり、醬油漬け、刻んで薬味やドレッシングにと、青シソと同じ様な使い方が出来ます。

エゴマ(荏胡麻)の葉は抗酸化作用が強くビタミンが豊富です。

抗酸化作用の強いβ-カロチンやビタミンC、ビタミンE、カルシウムや鉄分などのミネラルが含まれ若返りビタミンと呼ばれています。
体内の活性酸素を抑え、老化防止に効果があります。
動脈硬化やガンなどの生活習慣病の予防にも効果的です。

エゴマの葉に含まれるロスマリン酸は、体内に入った過剰な糖質が中性脂肪に変化するのを抑制すると言われ食後の血糖値の急上昇を抑えてくれます。
血糖値が気になる方や、ダイエット対策にもなります。

ロスマリン酸は、抗アレルギー作用があるポリフェノールの一種で、花粉症の症状を緩和する作用が期待できます。
花粉症やアレルギーで悩まれてる方は、継続的な摂取が推奨されています。

1日の摂取目安量は約4g(3~4枚)ほどです。

食べ過ぎると腹痛や下痢になることもあるので、適量にしておきましょう。
エゴマの葉に含まれるロスマリン酸は、健康に良いものの、大量に摂取すると腸が過剰に反応してしまうことがあります。



【えごまの実(種子)の栄養】
種子はゴマに似た風味を持つので、ゴマの様に炒って色々な料理に利用できます。


種子を絞ると エゴマ油 が出来上がります。
栄養分は、”葉”に含まれる栄養分にプラスしてα-リノレン酸が多く含まれます。

1990年後半以降、エゴマ油が人体に不可欠な必須脂肪酸であるα-リノレン酸を、他の食用油に比べ類を見ないほど豊富に含んでいることから、健康によい成分を持つことが注目され、市場に出る様になりました。
エゴマ油は熱に弱く酸化しやすいので、そのまま食材に掛けて食べるのが一般的です。


近年では、エゴマ油を搾った残り皮を、エゴマパウダーとして販売もされてる様です。




健康は一日にしてならず・・・

継続的に続けられる方法を見つけて下さい。

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