2024年春 直播と移植に分けて栽培しました
去年から着々と準備をした畑と、その他実験用の畑での栽培です
陸稲栽培が初めてなので、やってみたい栽培方法を圃場ごとに実験しました
品種は、水稲でも陸稲でも育つ
ハッピーヒル(うるち米)
昨年に水が入らない田んぼで生命力の強さを、しっかり観察させて頂きました♪
自然栽培でもある程度、除草処理は必要なのが実際に目で見て分かる結果が出ました
↓同じ畑で半分ずつ実験
直播で除草がどれくらい必要か実際に栽培して理解できました
写真左側:初期除草なし
写真右側:初期除草あり
成長にかなりの差が出ました!!
しかも、分けつの量も違います
(※分けつとは・・・イネの苗の根元から次々と新しい茎が分かれて出てくる事)
分けつしないと、穂が出来る茎が少ない為、収穫量も少なくなります
保湿の為に除草し過ぎない様にと言われますが・・・
実際に栽培して感じた事は、光合成が必要な時期に草に埋もれると成長の妨げになるのでは?
が、結論です
別の圃場では、移植栽培です
移植栽培の目的は、初期除草が要らないので雑草対策です
セルトレーに半分土を入れ、種籾を手やピンセットで入れてたっぷりの水を撒いて土を被せ、芽が出てくるまでじっと待ちます
苗が乾燥して枯れない程度に、土の表面が乾いたら水やりしました
6月の移植時期、異常な量の雨が降った後に移植だったので、畑がぬかぬかでした~( ;∀;)
1本1本、手で植える・・・ここも昔ながらのやり方(笑)
立ったまま腰を曲げずに移植を行える『なかよしくん』も段々使いこなせ、なかよくなれました( *´艸`)
畑の水分が多い時期に移植出来たので、移植後は水やりは一切なし
9月の出穂前の時期も猛暑続きで、空穂も良くでました💦
でも、天然の雨が降るまでじっと我慢して頂きました
栽培を振り返ると・・・結構スパルタ栽培でしたね(;´∀`)
除草を、しっかり実施した所は、稲玉(いなだま)も確認出来て穂に実が入りました♬
↓令和6年 陸稲栽培の稲穂
※)稲霊(いなだま)・稲玉とは・・・
農薬や化学肥料を使わず、自然農法を続けた田の稲穂にだけ見られる濃い緑色の玉
カビのようでもありますが、これは稲麹といって生きた麹菌そのものなんだそう
稲の穂の根元に現れ 籾に濃い緑のカビ玉がつき「稲麹」または「稲玉さま」と呼ばれ、昔はこれが着くと豊作のしるしとされました
この「稲麹」のカビ玉を取っておき、蒸したお米にこのカビの胞子を振りかけ(種付け)温暖湿潤の中で育むと麹米となります
稲玉は豊作の証だなんて嬉しい~♪
何がなんでも陸稲で育ったお米が食べてみたくてかなり除草には手を掛けました
猛暑の中、毎日毎日・・・2ケ月間、あっちの畑、こっちの畑、で終わったと思ったら最初の畑の草が伸びてる💦
ハッピーヒルが暑いのに頑張ってるから、こっちも頑張りました!!
畑の土が熱くて足がヤケドしそうな暑さに、ヒーヒー言いながら( ;∀;)
コロンと丸い艶々した粒
念願の陸稲試食出来ました( *´艸`)
炊きたての香ばしい香り◎
玄米らしい食感の噛み応え◎
噛むごとにお米の味が濃い◎
粘りが少なくモチモチ感が◎
やっぱり美味しい~( *´艸`)
香ばしさと粒の甘さがバランス良くて、どんなおかずにも合う!!
試食して去年と比べると、味が少し濃くなってる?
少しだけ、そんな気がします
結論・・・陸稲は不味いとの噂は食べるお米の品種によって違うのでは?と思いました
陸稲のお米食べて見たい( *´艸`)
と思ったらWEBショップを覗いて下さい
↓ WEB SHOP
https://kawamura-nouen.stores.jp/
稲麹を活用できる様に勉強します
自然の力を無駄なく取り込める生活がいいよね~♬